テニス世界ランキングの決め方とポイント計算方法を整理してみた
出典:http://free-images.gatag.net/
こんにちは、京香です。
いよいよ『全仏オープンテニス2015』が近づいて来ましたね。
今日はテニスのランキングを決めるポイントについてのお話です。
男子のプロテニスツアー、ATPのお話をしたいと思います。
ポイントの計算の仕方
ポイントは大会ごとで、同じ優勝、準優勝、ベスト4、ベスト8でも与えられるポイントが異なります。
まずATPツアーの大会の種類を把握する必要があります。
いちばん大きな大会が4大大会といわれるグランドスラム、次にマスターズ1000、
ATP500、ATP250と大会の大きさによって4つに大きく別れます。
それぞれ優勝した場合はグランドスラムで2000ポイント、マスターズ1000で1000ポイント、ATP500は500ポイント、ATP250は250ポイント獲得できます。
ポイントについて非常にわかりやすい表がありましたので、リンクを貼ります。下記リンク先の一番下「男子シングルスのポイント一覧」が参考になると思いますので、ご覧ください。
リンク先の表は確認できましたでしょうか。
トーナメントの結果、これに基づいて、ポイントが付与されます。
テニスの大会は毎週のようにあり、月~日のポイントを付与して次の月曜にランキングが発表されます。ポイントはすべて、1年後に上書きされます。
錦織圭のポイント推移
錦織選手のシーズン最初からイタリア国際終了後までのポイントを見てみましょう。
大会名 | 2014 獲得ポイント | 2015 獲得ポイント |
ブリスベン国際 | ベスト4 90ポイント | ベスト4 90ポイント |
全豪オープン | ベスト16 180ポイント | ベスト8 360ポイント |
メンフィス | 優勝 250ポイント | 優勝 250ポイント |
デルレイビーチ国際 | ベスト16 20ポイント | 不出場 |
アカプルコ | 不出場 | 準優勝 300ポイント |
BNPパリバ | ベスト32 45ポイント | ベスト16 90ポイント |
マイアミ | ベスト4 360ポイント | ベスト8 180ポイント |
バルセロナ | 優勝 500ポイント | 優勝 500ポイント |
マドリード | 準優勝 600ポイント | ベスト4 360ポイント |
イタリア国際 | 不出場 | ベスト8 180ポイント |
こんな感じでポイントが上書きされて行きます。
実際のポイントはこれに前年度の全仏からロンドンの最終戦までのポイントが加算されています。
ブリスベン国際のように同じ大会で同じポイントをキープすることをディフェンドといいます。全豪オープンでは前年よりいい成績だったので、+180ポイントです。
デルレイビーチは2015年出場していませんので、その分-20ポイントですが、前年出場しなかったアカプルコに出場し、+300ポイントでここで前年に比べ+280ポイントになっています。
このように前年よりいい成績を出さないと持っているポイントはどんどん減ります。
ランキングに関してはまわりとの兼ね合いもあるので、ポイントを増やしたからといって必ずランキングが上がるわけではありません。
グランドスラムやマスターズでよい成績を残すことがランキングを上げるために必要になります。
まとめ
テニスのランキングに関するポイントのシステムご理解いただけたでしょうか?
このように、大会に出場するごとに、ポイントが変わり、ランキングも変わります。
このランキングで次の大会のシードも決まるので、テニスの選手たちは日々、数字と戦っているのです。
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