大関昇進の条件や基準は33勝?歴代最速でのスピード出世は誰か
こんにちは、京香です。
照ノ富士関が2015年の大相撲夏場所に優勝して、大関昇進を決めましたね。大関といえば、横綱の手前の番付です。
でも、何がどうなったら大関に昇進できるのか?
彼のニュースを見て気になった方も多いのではないでしょうか?そこで、大関昇進への条件や基準、目安などを調べてみることにしました。
相撲ド素人の私が理解できるように簡潔に整理していきますね。
そもそも大関昇進の条件・基準は
大関取りの目安は三役(関脇・小結)の地位で「3場所合計33勝以上」。
この一言では少々分かりづらいかもしれないので補足を。
2つの条件が基準となっています。
一つは、三役の地位であること。
三役とは大関、小結、関脇なのですが、大関昇進の条件なので、関脇か小結の地位にあることが条件です。
もう一つは、直近3場所の成績が合計33勝以上していること。
つまり、1場所平均11勝以上あげていることが必要だというわけです。
条件を満たしていても大関になれない場合も…
先ほどお伝えした大関昇進の基準ですが、これをクリアしていても大関昇進ができなかった事例もあるみたいですね。
詳しくは以下のサイト様を参考にして頂ければと思いますが、3場所の合計が33勝以上でもそのうちの1場所が9勝とか10勝くらいのイマイチな成績だったら見送られているようです。
※特に直前の場所で振るわない場合が手厳しい感じ…
まあ、大関といえば横綱に次ぐ位置の力士というわけですから、弱ければ困りますね。見ている側としても横綱はもちろん、大関にもキッチリ強さや安定感を見出したいと考えているものです。
たまに相撲を見た時に、横綱や大関が負けたらやっぱりガックリきますもん。
照ノ富士も二転三転していた
時に、照ノ富士関。彼の大関昇進も二転三転あったとか。
ちなみに、彼の直近3場所の成績は、
2015年1月場所 8勝7敗
春場所(前回) 13勝2敗
夏場所(今回) 12勝3敗
むむっ!
3場所前に8勝しかしていないですね。
これだと、過去の事例に当てはまり昇進できない可能性もあるのでは?
実際、北の湖理事長は11日目に白鵬に敗れて3敗となった時点で「3敗は厳しい」と一度は終息を宣言した。
初V 照ノ富士“飛び級大関”の背景 ※以下引用元は同じ
これは今回の夏場所中でのコメントです。
照ノ富士関が3敗目をきっした時に一度は”昇進ダメ”となったわけですね。
ただ、そこから状況が一変します。
その背景にあるのは最強横綱の、まさかの大崩れだ。
白鵬が過去3年間(18場所)で13勝を割ったのは3回だけ。今場所も優勝の大本命で、最終的に4敗するとは誰も想像していなかった。
大横綱である白鵬関がまさかの4敗。
これで照ノ富士関が3敗を守って優勝したもんだから、評価しないわけにはいかなくなります。
日本相撲協会の審判部は、北の湖理事長(62=元横綱)に大関昇進を諮る理事会の招集を要請。27日の番付編成会議と理事会を経て、正式に「大関照ノ富士」が誕生する。
色々ありましたが、結局は相撲協会の判断で昇進決定!
結局は、基準は基準でしかないというわけですね。恐らく、その時の情勢を鑑みて色々と決断されるというわけでしょう。
照ノ富士関は25場所での大関昇進となりますから、かなりのスピード出世。それが世間で話題となれば相撲への注目も集まりますし、人気の後押しとなるでしょう。
そういう大人の事情もこの決定には含まれているのではないでしょうか。
歴代最速で大関になったのは
先ほどスピード出世とお話したので、ついでに歴代の大関昇進のスピードランキングをご紹介しましょう。
1位 琴欧洲 19場所
2位 朝青龍 22場所
3位 照ノ富士 25場所
初土俵から所要25場所での優勝は、年6場所制が定着した1958年以降では、歴代3位(幕下付け出しを除く)のスピード記録。
歴代3位の記録です。
こうやって見たら、日本人が一人もいませんね。寂しく感じてしまうのは私だけでしょうか。
まとめ
照ノ富士関の大関昇進をキッカケに大関昇進について条件や基準を調べてみました。さすがに大関になるためには狭き門ですが、最終決断が理事会というところがなかなかグレーですね。
歴史が長い大相撲ですから、時代の変化との兼ね合いで色んな問題が出てくるとは思いますが、個人的にはもっと明確な基準を設けてもよいのではないかと感じました。
力士も明確な目標があることで、アスリートとしての勝負根性を発揮できると思いますし。
今後の大相撲の発展のためにも、照ノ富士関には名実ともに大関となってもらいたいですね。
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